モリアオガエルのおはなし その5
たくさん
産卵のピーク時になると、こんなに小さな池にたくさんの卵塊が産み付けられます。
上の赤い矢印の部分に、全て卵塊があります。
1匹のメスは1シーズンに1回、2回の産卵をし、1回で500個前後の卵を産むと言われています。
モリアオガエルが木の枝に卵を産み付けるのは、外的から卵を守り、卵の孵化率を上げるためと言われていますが、私の見る限りでは、かなり孵化率は低いように思われます。
実際に数えたわけではありませんが、一番最初に産卵した卵から孵化が始まり、完全に卵塊が空になってから池の中を見ても、おたまじゃくしは100匹もいないように思われ、本当に500個卵を産んでいたら、孵化率は1-2割ほどではないかと思うのです。
小雨の夜に産卵することが多いのですが、産卵したあとを見ると、いくつかの卵が池の中に落ちていることがよく見受けられます。
これらは無精卵なので、孵化することはありません。
また、卵は乾燥に弱く、卵塊の表面に見える卵は、乾燥のため死んでしまうのか、ほとんど孵化することはありません。
産卵後、天気の良い日が続き、卵塊の中心まで乾燥が進むとほとんど孵化する事無く、全滅してしまいます。
また、天敵であるイタチや、ヤマカガシなどに、孵化する前の卵塊ごと食べられてしまうこともあります。
やまびこ荘の池には、モリアオガエルの他に、ヒキガエルやヤマアカガエルも産卵にやってくるのですが、孵化率は高く、ほとんどの卵がおたまじゃくしになります。
まぁ、やまびこ荘の池には魚やカニ、イモリなどの外的が居ないので、自然界にある池では、他の生物に卵が食べられ、孵化率は低いのかもしれません。
500個前後の卵が産み付けられ、産卵にやってくる2年後まで生き延びれるのは、1匹か2匹だそうです。
その6へつづく